強者をさらに強くするインターネット。

強者をさらに強くするインターネット。

 

インターネットは強者をさらに強くする。

インターネットで目立っているのは著名人である。

インターネットで稼いでいるのは芸能人と商売人である。

インターネットで得をしているのは強者だけなのである。

今はインターネットの幻想が消滅していく過渡的な状況にある。

数年後にはインターネットへの幻想は完全に消えてなくなり誰もインターネットに期待しなくなるだろう。

インターネットが夢のテクノロジーともてはやされたのも今は昔。

インターネットは絶望的な所得格差だけを生み出すことに成功した。

今はまだインターネットを遊び道具だと思っている者を養分にすることで辛うじて集金制度が成り立っている。

いかにしてインターネットに夢を見させるかがインターネットビジネスの中核であった。

インターネットビジネスはユーザーに夢を見させることで時間と金を吐き出せてきたのである。

このビジネスモデルが崩れる理由はインターネットに期待を裏切られたという被害妄想である。

各自がインターネットに夢や理想を追い求めてそれが叶わなかったことが幻滅となるのである。

これからは著名人の著名人による著名人のためのインターネットが形成されていくのだ。

神様です。

神様です。

 

お客様は神様です。

株主様は神様です。

社長様は神様です。

上司様は神様です。

 

世の中には神がたくさんいる。

神を自称するのは自由だ。

誰もが自分を宇宙の中心と信じて疑わない。

神を自称することで一瞬だけでも何かを統治した気持ちを味わえるのである。

単なる享楽であっても人々の心を惹きつけるものがある。

インターネットの全能感には不思議な力がある。

インターネットユーザーはインターネットの全能感で酔っているのである。

みんなの心を魅了してやまないインターネットの全能感。

何かを成し遂げていなくても手軽に発言の機会が得られてしまう。

2ちゃんねる、ひいてはインターネットにそのような魅力があるのである。

それぞれがそれぞれのいい気分を探してインターネットを探索しているのだ。

今日もまたインターネットにささやかな夢と希望を持った者がクリックを続けているのである。

カチカチカチ。

誰かのためにクリックする。

自分のためではなく他人の利益のためにクリックするのだ。

他人の金儲けのためにインターネットに時間を貢ぐのである。

インターネットでは全能感と時間を交換することで商売が成立している。

時間を支払えば支払うほど全能感が得られる仕組みだ。

人生のロスカット

人生のロスカット

 

外国為替で行われるロスカット

損失を防いで借金を防止することが目的だ。

人生においても何かと損切りを迫られる機会は少なくない。

人付き合いで損切りを迫られる場合はよくあることである。

これ以上の付き合いは無益だと判断すればお互いのために縁を切るという判断も必要となる。

インターネットでは全能感により自分に都合のいい人間関係を築くことができる。

物理的な制約を超えた関係を築くことができるので自分に居心地のいい関係を築くことができる。

そうして作り上げられたのがインターネットのソーシャル・ネットワーク・サービスなのだ。

自分に好都合な人間関係を好き勝手に行使できる仮想体験である。

インターネットの人間関係は非常に都合よくできている。

自分に都合のいい人とだけ付き合い都合の悪い人は無視すればいい。

リアルで上手く行かない関係もネットでなら自由にオーナー気分を味わえる。

ネットでは誰もが神様になれて王様になれてオーナー様になれる。

外国為替ほどの危険性もなく手軽に全能感を得られるインターネット。

インターネットに依存してしまうのは人間の本能的・自尊的な欲求なのである。

誰もがインターネットで発信して全能な自分に酔いしれることができる。

インターネットの時間こそロスカットせねばなるまい。

面白いもの

面白いもの。

 

面白いものは一つだけでも面白い。

面白くないものをいくら集めても面白くないものは面白くない。

面白くないのに無理をしなくていい。

面白いものの妨害にしかならない。

面白いものを淡々と供給していれば面白くなる。

面白くないという自覚があるにも関わらずなぜか自己主張が激しいという場合がある。

ツイッターで通用しないから2ちゃんねるで自己主張してるわけじゃないですか。

だったら謙虚さとかがもっと必要だと思うんですよ。

極端なことを言えば2ちゃんねるは他のサイトで通用しない者が集まっている。

それならばもっと謙虚に自己主張した方がウケると思うんだよね。

2ちゃんねるに書き込みしてやっているというのではない。

2ちゃんねるに書き込みさせていただいているという奉仕の精神。

奉仕の精神から生まれる面白さってのがあると思うの。

今の2ちゃんねるには奉仕の精神や自虐がない。

なぜか2ちゃんねらーであることにプライドを持っている方が増えた。

2ちゃんねるにプライドを持つっておかしくないですか。

2ちゃんねるって暇潰しとかアフィリエイターの商売じゃないですか。

2ちゃんねるに誇りと愛着心を持っちゃてる方が多い。

今一度原点に戻って謙虚なレスバトルを繰り広げるべきだ。

悪口と対立煽り

悪口と対立煽り。

 

2ちゃんねるで生まれた対立煽りビジネス。

2ちゃんねるでは管理人が率先して対立煽りを行っていた。

現在でもまとめアフィリエイトの管理人は積極的に対立煽りを仕込んでいる。

対立煽りに悪口を織り交ぜることで読者の心を鷲掴みすることができる。

人間は非常に刺激に餓えておりまた刺激に脆い。

対立煽りと悪口という刺激物を投与された読者は理性を失い制御下に下る。

お金を稼ぐとは消費者を操作することだといえよう。

ここでいう操作とは消費者にお金を払ってもらうための工夫である。

インターネットでは商人が儲けるために暇人を釣っているのだ。

暇人は刺激に餓えており戦いに餓えている。

その需要に応えたものが商人による対立煽りと悪口の提供なのである。

インターネットユーザーは与えられたコンテンツや闘争を消費して時間とお金を落としてくれるのである。

メタ認知能力という理性を失わせるために悪口と対立煽りが用いられる。

対立煽りは非常に有効であると同時に危険である。

対立煽りという言葉を知らなければ間違いなく煽動されてしまうからだ。

我々が扇動から精神を守るためには常に警戒を怠らないことが必要である。

自分の意思を強く持ってお金という本質を見失わないことが正しい判断を可能とする。

インターネットの変化

悪口と対立煽り。

 

悪口と対立煽りでお金を稼いでいる人たちが居る。

悪口と対立煽りはユーザーの心を操ることができる。

ユーザーは常に刺激に餓えているのだ。

ユーザーの心は移ろいやすい。

様々な工夫を凝らしてユーザーに選ばれるコンテンツを提供する必要がある。

こうしてインターネットの空間は形成されているのである。

インターネットはお金を稼ぐ場所であるということを忘れてはいけない。

インターネットはお金を稼ぐ場所でありそれ以上でもそれ以下でもない。

インターネットは理想郷でも楽園でも地獄でも戦場でもない。

インターネットはお金を稼ぐためだけの場所なのである。

夢と現実、ネットとリアルの融合する時期に差し掛かっている。

このような時期に素晴らしいインターネット社会の進歩は生まれてくるものだ。

インターネットは常に変化を続けている。

その変化はゆっくりでもあり急速に変化することもある。

このような場合にインターネットは多様性を性質の一部として柔軟に吸収する。

およそインターネットでは情報の洪水が絶え間なく流れ続けて自動的・人為的に変化を続けている。

この変化は毎日変化を続けているので観察し続けなければならない。

情報強者とまでは呼べなくても情報観察者にはなりたいものである。

インターネットを崇拝する人

インターネットを崇拝してあなたに何の得があるのか。

 

世の中にはインターネットを崇拝している者が居る。

インターネットでお金を稼いでいるなら理解できる。

しかしインターネットで1円も稼いでいないのにインターネットを崇拝することは疑問がある。

たしかにインターネットは素晴らしいテクノロジーだ。

だがインターネットを崇拝してあなたに何円の得があるというのだろう。

インターネットを崇拝している者はインターネットをなるべく重要なものであると表現する。

そもそもインターネットはお金儲けの道具だ。

インターネットはお金を稼ぐために設けられた。

商業利用を前提としたインターネットで意味のない話をして遊ぶのは間違いである。

インターネットの正しい利用方法を改めて考えてほしい。

インターネットには無限の可能性があるが稼げる方法は限られている。

インターネットを崇拝することによって失われる自我を大切にしてほしい。

もしもインターネットを崇拝しているのであれば一歩引いた視点で眺めてほしい。

バーチャルリアリティに引きこもることが本当に楽しいことなのか。

インターネットでなりたい自分を仮想体験することが楽しいことなのか。

インターネットとの付き合い方を改めて考えてほしい。