インターネットの無限のお金

インターネットへの期待。

 

インターネットというお金を稼ぐ場所。

インターネットで自己顕示欲と自己承認欲求を満たそうとする気持ち。

インターネットに何を求めているのだろうか。

 

インターネットは軍事目的で開発されて民営化されて今にいたる。

インターネットは商業化されて商売人と暇人が同居するリアルと一体化した。

インターネットがリアルと同化する過程でインターネットの正体を垣間見ることができた。

 

インターネットに夢や希望を抱いていた者たちも幻想が覚めてお金という現実を知る時が来た。

インターネットは魔法でも闘技場でもなく商業施設だった。

 

インターネットでは情報の洪水が発生している。

インターネットを見なければ済む話なのだ。

インターネットを見るから洪水に溺れてしまう。

 

インターネットでは暇人が持ち前の特技を披露している。

インターネットではその特技がお金にならなければ意味が無い。

インターネットは遊ぶところではないのである。

 

インターネットでは常に他者に見られているという快感と危険性がある。

インターネットでは様々なパフォーマンスが展開されている。

インターネットでは無限の金がある。

インターネットでは無限のようなお金を手に入れる勝負が繰り広げられているのだ。

お金

お金の翻弄。

 

お金に翻弄される。

お金は人々の心を掴む。

お金はなぜ人間をおかしくするのか。

 

お金には欲望を刺激する魔力がある。

お金で人生を振り回される人たち。

デイトレード、FX。

一獲千金を夢見る者たち。

 

お金の魔物に憑りつかれた者の末路。

お金を果てしなく求めて人生を台無しにする。

お金という恐るべき魔物。

 

お金、お金、お金。

インターネットにはうなるようなお金がある。

人はそのお金のために生きて作業に取り組むのだ。

 

お金はみんなを魅了する。

お金は誰かを篭絡する。

お金こそが全ての起源だったのだ。

お金の起源は欲望。

お金の起源は秩序。

お金の起源は技能。

 

あなたはお金を何に使うか。

あなたはお金を誰に使うか。

あなたのお金は何色か。

あなたのお金は何円か。

 

お金にまつわる不思議な話。

どんなに嫌なことでもお金があればそれなりに頑張れる。

お金で人を操ることもできる。

 

お金は何と罪深いのだろう。

お金は何と美しいのだろう。

 

お金はあなたを裏切らない。

お金はあなたを裏切る。

 

お金は心を掴む。

お金は心を変える。

お金がすべてではない。

お金がすべてである。

 

お金にこそ人生の目的があるのだろうか。

お金がすべてなのだろうか。

お金には魔法の能力があるのだろうか。

インターネットは金持ちとエリートのもの

インターネットを崇拝する人たち。

 

インターネットを崇拝する人たちがいる。

インターネットを理想の桃源郷だと思っている。

インターネットは全知全能であると信じている。

 

インターネットはお金を稼ぐ場所。

インターネットはお金を稼ぐためにある。

インターネットには収益執行制度が確立されている。

インターネットにいち早く集金システムを確立した者が豊かさを享受している。

 

インターネットは誰もが平等に自己主張と自己表現ができる場として発足した。

インターネットのテクノロジーの興隆とともにインターネットの商業化が加速した。

インターネットのテクノロジーはとてつもない表現と動作を可能とした。

 

インターネットにサービスが充実するに従ってリアルが入り込んできた。

インターネットは夢の世界から厳格なリアルの世界に急速な変貌を遂げた。

インターネットがこのように変化する過渡的な様子を観察している。

インターネットの万能な夢から覚めずに居たいと願うユーザーは少なくない。

 

インターネットは格差をもたらした。

インターネットのもたらした格差はリアルを超えるほどのものだった。

インターネットは1%と99%の極端な所得格差を生み出した。

インターネットのビジネスにこれから参入しても先駆者の手先となるしかない。

 

インターネットはネットとリアルを融合させた。

インターネットは突如として冷や水を浴びせてユーザーを叩き起こした。

インターネットはおもむろに正体をあらわした。

インターネットには商売人と暇人しかいない。

 

インターネットはバカと暇人のものではない。

インターネットは賢者と金持ちのものなのだ。

インターネットでは才能が如実に反映される。

インターネットでは物理的な制約がほとんどないので各自の才能が直接的に影響力と金銭に代わる。

 

インターネットに平等など無かったのだ。

インターネットは才能というものを可視化・具体化するためのツールに過ぎなかったのだ。

インターネットには優しさはない。

インターネットには厳格な格差しか存在しないのである。

 

インターネットはあらゆる格差を作り出した。

インターネットでは稼げる者は豊かさを手に入れた。

インターネットでは稼げない者は不満を手に入れた。

インターネットでみんなが平等に繋がるという幻想は打ち砕かれた。

 

インターネット技術は進歩した。

インターネット社会は荒廃する。

インターネット技術が進歩しても社会が受け入れなければ成立しない。

インターネットという壮大な社会実験の結論が出た。

傷だらけのセルフ・ブランディング

僕の生き甲斐はインターネットでゆるいつながりを享受する事だった。

インターネットには無限の可能性があると信じていた。

インターネットには素敵な出会いがあると信じていた。

インターネットとともに青春を過ごした。

 

僕がインターネットが搾取であると気付いたのは最近のことだった。

インターネットに出会いを求めるのは間違っているだろうか。

 

インターネットで奇妙な出来事が起こるたびに炎上と称されて大きく盛り上がった。

今ではその炎上さえも消費し尽くされてしまった。

インターネットを虚しく徘徊するだけの日々。

クリックするために。

 

僕は目が覚めるといつものようにスマホを起動させた。

本当にルーティン・ワークとしてこの液晶を触っている。

一体この液晶の向こうには何があるのだろう。

テクノロジーの疑問を問い詰めているわけではない。

僕はこの画面の向こうに居る幸福の戦士たちに問いかけているのだ。

 

インターネットの普及とともにコミュニケーションは激変した。

そしてインターネットによるコミュニケーションの変化に対する言及さえももはや古い行動であると言われている。

僕がこうしてインターネットのコミュニケーションに疑問を抱いた理由は他でもなく所得格差だった。

インターネットは楽しい娯楽でもコミュニケーションツールでもなかった。

インターネットは厳格な仕事場だったのである。

 

インターネットに奇妙な違和感を感じることさえもやめてしまいクリックを繰り返すユーザーたち。

楽園のふりをした搾取システム。

閲覧数を増やすためのPV稼ぎ。

謎のプライドを懸けた戦い。

傷だらけのセルフ・ブランディング

いずれにせよやましい狙いがあるに違いない。

 

ネットでは多くの企業が商売のために活躍している。

経済への貢献と言えば聞こえはいい。

インターネットではやる気のある者はとことん出世できる。

才能を数値化して現金化できてしまう。

僕はインターネットで金を稼いでいる者は素晴らしい才能だと思う。

 

一方でインターネットで稼いでいない者はどうなのだろうか。

インターネットでは常に他者に見られているという猜疑心と自己承認欲求が擽られる。

インターネット依存症の多くはその絶妙な心理的作用へのアプローチによるものだ。

訪問者の多いサイトには様々な客寄せの工夫が凝らされている。

 

2ちゃんねるでは心理学を駆使した悪口と対立煽りが展開されている。

何より面白いのは2ちゃんねるのユーザー同士がユーザーを煽り合っている。

2ちゃんねるの共生システムには管理人の素晴らしさを再認識させられる。